「森永、おまえ今日風呂の日だろう?早く行って来い」 
「あ、はーい。えへ。今日は新しいお風呂セット使うんです。にひゃ」 
「お、もう用意してあんのか。じゃあ俺も一緒に入っちまうか。シャンプー貸してくれ」 
「え、一緒にですか!?」 
「・・・なんか文句あんのか?」 
「いえ!文句じゃなくて!わ・・・わ・・・うそ。どうしよう」 
「変な奴。なんだおまえ風呂セットってなんでマイ椅子まで持ってくんだよ。あるだろ、備え付けのが。なんだそれ。すっげえ色だな。金色かよ」 
「はい・・・使います?先輩・・・いいですよ・・・じゃあ俺・・・背中流して・・・他のとこも・・・ぶっ」 
「おい・・・鼻血垂れてるぞ、森永。・・やっぱ俺いいわ。後で入る」 
「えっ!そんなっ!ぬか喜び!!」 
「俺はおまえを喜ばせる為に風呂に入るんじゃねえっ!後つかえてんだからさっさと行け、馬鹿!風呂ん中に鼻血垂らすんじゃねえぞ!」 
「う・・・イエッサー・・・」 
「しかしほんとあいつはここにいろんなもん持ち込んでんな。枕は分かるが風呂椅子まで持ち込むなんてよっぽど座り心地がいいのか?今度借りてみるか」
つづく 
イラスト・いの画伯
森永隊員のお宝はまだまだざくざくだよ!