今年も南極越冬隊の新メンバーが昭和基地に集結した。
「先輩、ここでも同室ですね。よろしくお願いします」
「ああ。しかしおまえ荷物多いな。なんでそんなにあるんだ」
「え、それは先輩と楽しく南極ライフを送るためのあれこれが・・・」
「何だよ、あれこれって。見せてみろ!ってなんだこれは!箱ティッシュにローションにゴムに・・・なんでこんなもんを!」
「そ・・・それは男の身だしなみですう・・・」
「誰に使う気だ!馬鹿!捨てろ!アホ!ん・・・これは?・・・人形?」
「だっ!それはダメ!それは違います!」
「・・・なんだこれ。でかいな。空気入れんのか?ふーっ」
「ちょっと膨らまさないで下さいよっ!もうそれはしまって・・・あー」
「なんだ俺と同じ大きさ・・・ってか俺に似てねえかこれ・・・ってなんだよ、宗一2号って書いてあんぞ!?森永!説明しろ!」
「何でもないです〜!うああああ〜ん!」
泣きながら大雪原へと飛び出してペンギンに慰められる森永隊員。
果たして森永隊員は身だしなみグッズで楽しい(?)南極の冬が越せるのか?
それとも寂しく2号さんのお世話になるのか?
つづく!
イラストはいつもお世話になってます。世界をマタに掛けるいの画伯です。
せっかくの誕生日記念なのに短くてすみません。
ってかもうあれこれすみません。